「プログラミング」って何なの?
簡単に説明してほしいな・・・。
「プログラミング」というのは「プログラム」を書くことです。
プログラムは『順次実行』『条件分岐』『繰り返し』の3つを組み合わせで書かれています。
プログラミングってなに?

プログラミングを英語にすると「 Programming」
「プログラミング」とはプログラム(Program)を書くことを意味します。
プログラミンとは具体的には、コンピュータプログラムを作成して、人間の意図した処理を行うようコンピュータに指示を与える行為です。
パソコンさん「これ、やっておいてね」と指示を出すわけです。
パソコンさんは具体的な指示を出したら、ずっとその作業(処理)をやり続けてくれます。文句も言わず、疲れ知らずで働いてくれます。しかし指示が曖昧だったり間違えていると、どう動いていいのか分からなくなってしまいます。
そのため具体的な指示を出してあげることが必要です。そこらへん融通きかせてくれないかと思うこともありますが、具体的な指示が必要です。
「プログラミング」基本的な3つの考え方
プログラムは難しいイメージがあると思います。
難しいの部分もありますが根幹はシンプルです。
基本には3つの考え方の組み合わせで説明ができます。
『順次実行』
『条件分岐』
『繰り返し』
3つを覚えるだけでいいんです。なんだかやれそうな気がしませんか?
1つ1つをより詳してみていきましょう。
『順次実行』とは?
プログラムの基本的な構造です。
プログラムは書いたことから順番に実行されます。
プログラムは上から下に書いていきます。
このブログの文章と一緒です。
上から下に文章を読んでいきますよね。
実行してほしい順番で指示を書いていきます。
例えばお風呂に入るとしましょう。
「パソコンさん、お風呂に入ってきてね」
- 入浴場へ行く。
- 洋服を脱ぐ。
- 浴室へ行く。
- 体を洗う。
- 入浴する。
こんな風に上から順番に指示します。するとパソコンさんは上から順番に行動に移していきます。仮に『洋服を脱ぐ』の指示を忘れてしまったとしましょう。
するとパソコンさんはどうなってしまうでしょう?
- 入浴場へ行く。
- 「 」
- 浴室へ行く。
- 体を洗う。
- 入浴する。
するとパソコンさんは洋服を脱がずに浴室へ行き、体を洗い始めてしまいます。
具体的に1つ1つ指示を出してあげることが必要です。
『条件分岐』とは?
条件に合っているかどうかで次の行動を変えることです。
どういうことか言うと「if」もし、なにならなら・・・という具合です。
- 入浴場へ行く。
- 洋服を脱ぐ。
- 浴室へ行く。
- 体を洗う。
- 入浴する。
1.入浴場へ行く。
体温を測る。←『条件分岐』を入れたとします。
その条件を決めます。
「熱が37.5℃以上なら洋服を脱がない。そうじゃないないなら脱ぐ。」
2.洋服を脱ぐ。
3.浴室へ行く。
4.体を洗う。
5.入浴する。
『条件分岐』を入れることによって道筋が1つではなくなります。
Aパターン | Bパターン |
入浴場へ行く。 | 入浴場へ行く。 |
そうじゃないないなら脱ぐ。 | 熱が37.5℃以上なら洋服を脱がない。 |
洋服を脱ぐ。 | 部屋へ戻る。 |
浴室へ行く。 | 布団で横になる。 |
体を洗う。 | |
入浴する。 |
Bパターンの「部屋へ戻る」「布団で横になる」
※新たに指示をだす必要があります。
『条件分岐』例えばこれに3つの条件を出すとしましょう。
そうすると3通りの道すじが出来るわけです。
『繰り返し』とは?
プログラムは同じ作業を何度も繰り返します。
条件を満たしたら終わりにします。
パソコンさんは終わりの指示を出さないと永遠にその行為を続けます。
その結果、限界がきて倒れてしまいます。
- 入浴場へ行く。
- 洋服を脱ぐ。
- 浴室へ行く。
- 体を洗う。
- 入浴する。
パソコンさんへ終わりの指示を出してあげないと、入浴したあと「入浴場へ行く」→「洋服を脱ぐ」→「浴室へ行く」→「体を洗う」→「入浴する」
を永遠に繰り返します。
そのため入浴は1度で終わりの指示を出す必要があります。
基本パソコンさんは何度も何度も飽きることなく、同じ作業を繰り返します。
そのため終わりを指示してあげる必要があります。
プログラムの考え方「練習」

プログラムを書くうえで『順次実行』『条件分岐』『繰り返し』にどう当てはまるか考える必要があります。
自分の日常生活がどう当てはまるのか考えてみるのも練習になります。
外に出る。
歩く。
コンビニへ行く。
雨が降ってきた←『条件分岐』
そうじゃない時
雨が降っている
傘をさす。
そうじゃない時
何もしない。
Aパターン | Bパターン |
外へ出る。 | 外へ出る。 |
『条件分岐』 雨が降っている。 | 『条件分岐』 そうじゃない。 (雨降らない) |
傘をさす。 | コンビニへ行く。 |
コンビニへ行く。 |
そしてさらに
雨が止む。←『条件分岐』
傘を閉じる。
Aパターン | A’パターン |
外へ出る。 | 外へ出る。 |
雨が降っている。 | 雨が降っている。 |
『条件分岐』 雨が止まない。 | 『条件分岐』 雨が止む。 |
傘をさす。 | 傘を閉じる。 |
コンビニへ行く。 | コンビニへ行く。 |
そして『繰り返し』は1回を指示します。
そうじゃないと何度もコンビニへ行ってしまいます。
コンビニからの帰り道は、また新たに指示を出す必要があります。
色々組み合わせていった結果、プログラムは複雑になっていきます。基本は簡単だけど、難しくなっていくイメージもつきますね。
複雑になっても分かるよう、根幹である基礎の部分が大切です。